排出量の削減
二酸化炭素排出量を削減することは、現代社会における最大の課題の一つです。そのためには、世界のエネルギーシステムを根本的に変革する必要があります。このように複雑な課題には、単純な解決策はありません。パリ協定の脱炭素目標を達成するためには、さまざまなソリューションが必要になります。
エネルギー消費削減のための高効率化を可能にするプレート式熱交換器に加え、アルファ・ラバルの実績ある熱伝導・分離技術は、様々な業界のお客様における排出量削減に貢献しています。私たちはパートナーと協働してCO2回収のための新しいソリューションを開発しており、また、環境に優しい自然冷媒用に最適化された熱交換器でも業界をリードしています。これらのソリューションや、汚染のない水道水、脱硫などの関連分野における当社の取り組みについてご紹介します。
脱炭素社会の実現に向けた様々なアプローチ
脱炭素化の課題には2つの側面があります。急増するエネルギー需要を支える必要がある一方で、パリ気候協定の目標を達成するためにCO2排出量を削減しなければならないということです。
こちらの図にあるように、現在の達成度合いのシナリオから、パリ目標を達成するための「SDGs:持続可能な開発」へのシナリオへ移るためには、さまざまな技術や新しい燃料を組み合わせて取り組む必要があります。クリーンエネルギーの取り組みとして、再生可能エネルギーの普及で実現できるのが緑の部分、さらに、よりクリーンな新燃料とCO2回収(CCS)技術も普及させることで、ようやく達成すべき目標に近づくことができることが分かります。
アルファ・ラバルは世界中でお客様と提携し、よりクリーンなエネルギーへの移行をお手伝いしています。当社がお客様のビジネスをどのようにサポートできるかご説明しますので、是非お問い合わせください。
どれくらいのインパクトがあるのか
より効率的なプレート式熱交換器がもたらす真のポテンシャルとは?世界的に見ると、エネルギー削減は驚くほど大きな可能性を秘めています。大都市や家庭におけるエネルギー消費の状況を比較すると、具体的にどれくらい変わるのかが見えてきます。
毎年、新たに設置されたアルファ・ラバルの高効率プレート式熱交換器によって、お客様は50GWのエネルギー消費を節約していることになります。これは、ヨーロッパの1,000万世帯分の年間暖房に必要なエネルギー量に相当します。
これだけではありません。この50GWの省エネ化は、2,500万トンのCO2排出量削減したことになり、これはパリ市が毎年排出している量に相当します。
これらが考慮しているのは、1年間における熱交換器の新規設置分のみです。世界中に設置される高効率プレート式熱交換器が、毎年何百万台と増えていく指数関数的なインパクトを想像してみてください。サステナビリティを加速させる私たちの可能性を実感していただけると思います。
貴社のプロセスにどのようなエネルギー効率の向上の可能性があるのかご紹介します。お気軽にお問い合わせください。
用途別の排出量削減の取り組み
アルファ・ラバルのプレート式熱交換器と分離技術は、様々な用途での排出量削減を実現します。弊社がお客様のプロセスにおける排出量削減をどう実現するかご紹介します。
二酸化炭素回収・有効利用・貯留(CCUS)
CO2回収・利用・貯留(CCUS)が注目を浴びていますが、それを可能にする技術は何十年も前から存在していたことをご存知でしょうか?石油・ガス、電力、石油精製、石油化学、セメントなどの業界では、脱炭素化の選択肢が限られているため、CCUS技術はこれらの業界のエネルギー戦略にとって重要なものとなります。CO2回収の効率を最大化するために設計された熱交換器をご覧ください。
水道水
水道水や温水の加熱用途では、コスト効率や性能と同時に安全性が重要です。プレート式熱交換器技術に関する長年の実績とノウハウを活かし、エネルギー消費を最小限に抑えることで効率を改善するとともに、汚染リスクが最小化された、安全な水システムを実現する革新的なソリューションを開発しました。最も安全で持続可能な水道水ソリューションを設計する上で、当社がどのようにお客様のニーズをサポートできるかについてご紹介します。
自然冷媒
加熱・冷却システムにおいて、従来型の冷媒から、地球温暖化係数(GWP)の低い冷媒、特にアンモニア、CO2、炭化水素などの自然冷媒へ移行が急速に進んでいます。アルファ・ラバルは、新しい冷媒に最適なソリューションの開発をリードしてきました。私たちはお客様と協働して、お使いのアプリケーションのために最小の冷媒封入量で最大の効率を確保するための適切な技術を選定することができます。
エネルギー効率化
クリーンエネルギー
サーキュラーエコノミー
サステナビリティ・パートナーシップ
お問い合わせはこちら
私たちのサステナビリティを加速させるソリューションやパートナーシップの可能性について詳細なご説明を差し上げます。是非お問い合わせください。