自然冷媒
世界中の国や地域における法規制によって、従来の冷媒から、自然の代替物や地球温暖化係数（GWP）の低い新しい選択肢への移行が進んでいます。 特に、アンモニアやCO2、炭化水素などの自然冷媒の市場が急速に拡大しています。
冷媒市場が大きく変化するのは今回が初めてではありませんが、今起きている変化においては、新たな候補となる選択肢の数がこれまでと異なります。これまでは1対1の切り替えであったため、サプライチェーン全体で変化に対処することは比較的容易で、機器の改修もシンプルな作業で完結することが可能でした。しかし今日の状況は大きく異なり、対象となる機器やアプリケーションによって、どの冷媒を選ぶことがベストかは大きく異なります。
アルファ・ラバルには、自然冷媒の分野で市場をリードするエキスパートがいます。彼らのノウハウにより、二酸化炭素(R744)、アンモニア(R717)、プロパン(R290)といった、危険な物質を取り扱う場面におけるニーズに応じて設計された、幅広い熱交換器ソリューションを開発することができました。お客様のアプリケーションに合った最適な製品をご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
ホワイトペーパー：変化する冷媒市場への対応
現在、冷媒市場では大きな変化が起きています。環境問題を背景に、従来の冷媒を段階的に廃止し、地球温暖化係数（GWP）の低い代替冷媒を採用することが法規制で定められています。このレポートでは、様々な加熱・冷却アプリケーションにおける代替冷媒の選択のための基本的な対応策を取りまとめています。
次世代の冷媒に関する専門知識
ヒートポンプ、エアコン、冷蔵用途に適した新冷媒について、切り替えを検討しているが、何から始めればよいかわからない、といったようなご質問はありませんか？アルファ・ラバルの専門家、アプリケーション・製品開発責任者のマッテオ・ムナーリが、新冷媒を使用する際の課題と、その課題を解決するためにアルファ・ラバルが設計した独自の機能について説明します。
自然冷媒向けソリューション
AlfaNova オールステンレスプレート式熱交換器
業務用や小容量の工業用冷凍機に使用されるプレート式熱交換器の多くは、銅のろう付けで作られています。これは多くの用途に適していますが、自然冷媒であるアンモニア用途においては最適な選択肢ではありません。AlfaNovaは、独自の融解接合法で作られた、市場で唯一のオールステンレスプレート熱交換器です。そのため、非常にクリーンで繊細な液体の冷却や、アンモニアによる低GWP化に向けた対応を加速する際に、非常にコンパクトで効率的なソリューションを提供します。
半溶接型プレート式熱交換器
工業用冷凍アプリケーションで使用される冷凍システムで低GWP冷媒としてアンモニアを使用する際には、アルファ・ラバルのコンパクトな半溶接型プレート式熱交換器が高い効率と信頼性を実現します。アルファ・ラバルの半溶接型プレート式熱交換器は、冷凍用途の二次媒体としてCO2を使用するカスケードシステムの熱交換器としても選ばれており、実績のあるRefTight™シールシステムでクロスコンタミネーションのリスクを防ぎながら、アンモニアの充填量を削減することができます。
ブレージングプレート式熱交換器
当社の銅ブレージングプレート式熱交換器は、コンパクトで効率的、かつメンテナンスフリーのソリューションです。多くの冷凍アプリケーションにおける低GWP冷媒のほとんどのタイプで、加熱、冷却、蒸発、凝縮を行うことができます。これには、CO2や炭化水素などの自然冷媒も含まれます。各ユニットは、優れた熱性能と最高の信頼性を確保するために開発された独自の機能を備え、最適なパフォーマンスを継続できるよう設計されています。
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アルファ・ラバルが90年に及ぶ熱交換の歴史で蓄積したノウハウをお客様にもっとご活用いただけるように、新たにHeating & Cooling Hub を開設しました。このサイトでは、BIMパーツファイル、3D図面、その他の便利ツールといった加熱・冷却用途向けの最新情報を無料でご利用いただけます。
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