バイオテックおよびバイオベース化学品向け小型分離機
アルファ・ラバルのPX 810 Bactofuge遠心分離機は、工業発酵用途において、高濃度の培養液から微生物細胞を除去するために最適な製品です。Bactofuge(バクトフュージ)設計による連続的な固体吐出により、細胞負荷が高い場合でも驚異的な処理量を実現します。アルファ・ラバル独自のハーメチック設計により、PX 810 Bactofugeは、培養液を穏やかに加速できるため、細胞溶解が最小限に抑えられ、分離効率が向上します。また、当社のハーメチック設計により、消費エネルギーを最大40%削減可能で、さらに分離機内面が空気に触れることはありません。
Gentle productivity
Efficient separation.
Increased yield.
要求の厳しい用途で、比類のない性能を発揮
大手化学メーカーBASF社の事例として、家畜飼料用の酵素の生産過程で効率的にバイオマスを分離するために、アルファ・ラバルのバクトフュージ設計ならびにハーメチック設計を利用する上で、どのような利点があるのかを紹介しています。いくつかの分離技術をテストした結果、BASF社は、広い分離領域と強い遠心力を誇るBactofugeだけが、その厳しい要求に応えられると判断しました。
高濃度の培養液を効率的に遠心分離
ハーメチック設計
アルファ・ラバルのライフサイエンス・工業発酵用分離機担当のグローバル・セールス・マネージャー、Stephen Crippsが、ハーメチック設計技術のメカニズムとその原理について説明しています:
- 製品の穏やかな処理
- 最高の製品品質
- 容易なメンテナンス
- 最小限の消費エネルギー
用途
バイオベース化学品
バイオベース化学品の生産において、利益を得るためには微生物細胞の効率的な除去が欠かせません。PX 810 Bactofugeは、その穏やかな細胞処理と連続的吐出により、1台のコンパクトな装置で非常に高い分離能力を発揮します。
種培養
種菌の生産者にとって、PX 810 Bactofugeの穏やかな製品処理は、高い生産量と発芽力、つまり大きな利益をもたらします。
プロバイオティクスおよびMFC
PX 810 Bactofugeはハーメチック設計で、非常に衛生的なので、プロバイオティクスおよび微生物食品の培養に最適です。連続的な吐出により、本製品はそのコンパクトな装置で、大流量の高濃度培養液を処理することができます。
PX 800 Bactofugeの製品ラインナップ
Bactofuge製品には、小容量、中容量、および大容量の用途別に、3種類のモデルがあります。機能が統一されているため、工場の拡張に合わせて容易に生産規模を拡大することができます。製品ラインナップは以下のとおりです:
- PX 810 Bactofuge
- PX 714 Bactofuge
- PX 218 Bactofuge
生産稼働を維持するために
貴社のパートナーとしてアルファ・ラバルは、専任のサービス担当者のグローバルネットワークにより完全なバックアップを提供いたします。当社の広範囲なサービスにより、貴社の分離システムを、耐用年数を通してサポートします。その中には、機器の実際の状態を考察するためのコンディションモニタリングや、遠心性能を改善するためのアップグレードが含まれます。また、当社の専門スタッフが、システムを長期にわたって最適な状態に保つ方法について、貴社オペレーターをトレーニングすることもできます。予備部品が必要な場合は、当社の販売ネットワークにより、世界中どこでも必要な部品を迅速にお届けします。
分離機の革新者
アルファ・ラバルは、1世紀以上にわたり、遠心分離技術の開発において業界をリードしています。長年にわたって当社は、広範囲の分離用途について当社の専門性を拡大してきました。その知識を、喜んで皆様と共有いたします。
アルファ・ラバルのSeparator Innovator(分離機の革新者)ナレッジベースにアクセスしてください。分離技術の進歩と、ビジネスの卓越性を目指す当社の継続的な技術革新の歩みをご覧いただけます。