BTPX
アルファ・ラバルBTPXは、沈殿タンパク質、微生物ブロス、ホルモン、その他のバイオ医薬品用途のための自動遠心分離機です。BTPXには100年以上の技術的ノウハウと製品開発が組み込まれており、パイロットまたは中規模のセットアップで生産機械の性能を発揮します。卓越性を実現する設計で製造されたこの固液分離機は、清浄器または浄化器および濃縮器として使用することができます。
価値の高い製品の完全性を確保できる滅菌性と制御
- 迅速で明確な排出作用により、低い製品の損失と固形分の脱水度を実現
- 最高レベルの衛生状態 – 流水洗浄ノズルにより、遠心分離機ボウルの外側、フレームフードの内側をフラッシング洗浄
- 製品/環境汚染のリスクがない - シールシステムの設計で効率的な封じ込めを確保
- 最高レベルの安全性 - ゾーン1/2のATEX要件に準拠し、不活性ガスパージ用に設計可能
- 効率的な操作 - 遠心ボウルの周囲の冷却ジャケットからの温度制御と低騒音
BTPXは、完全自動のプラグイン分離システムとして納品され、パイロットから中規模生産までの生産機械の性能を発揮できます。
BTPX分離システムは蒸気滅菌が可能で、定置洗浄(CIP)機能を備えています。特別に設計されたシールシステムは効率的な封じ込めを提供し、製品または環境汚染のリスクを排除します。
BTPX遠心ボウルを囲む冷却ジャケットは、効率的な温度制御を提供し、また騒音レベルを低く抑える機能もあります。迅速で明確な排出作動を行う「ドージングリング」固形分排出システムの機能により、製品のロスが少なく、また固形分の脱水度が高くなります。最大限の衛生状態を実現するために、流水洗浄ノズルにより、遠心分離機ボウルの外側、サイクロンとフレームフードの内側をフラッシング洗浄します。
分離機とは
こちらでは、分離技術の種類、分離機の役割、分離機の原理や構造・種類など、分離機に関わる様々な情報を解説しています。
動作原理
供給物は上部から静止した入口管(1)を介して回転遠心ボウル(図1)に導入され、ディスクスタック(3)に入る前に分配器(2)内で加速されます。液相と固相の分離が起こるのはディスク間になります。液相はボウルの中心に向かって移動し、そこから内蔵のペアリングディスク(4)によって加圧下で排出されます。
重い固形分がボウルの周囲に集められ、遠心分離機のサイクロンを介して断続的に排出されます。固形物がボウルの分離空間の下の操作水システムによって排出され、スライド式ボウル底部(5)を適切な間隔で降下させることで、ボウル周辺部の固体排出ポート(6)が開かれます。ボウルは、ウォームギアを介して、水平に取り付けられたモーターによって駆動される垂直スピンドル(7)に取り付けられています。