Iso-Mix External Drive (IMXD)
アルファ・ラバルのIso-Mix外部駆動(IMXD)は、大規模なビール製造(100〜5000 hl以上)におけるドライホッピング技術の自動化と大型化を可能にする画期的なシステムです。 シンプルでコンパクトなIMXDは、どんなホップ導入システムでも動作します。 アロマ化合物の過剰な抽出に首尾よく対応し、製品の損失を最小限にとどめ、効率的なCIPを実現します。 このシステムでは、発酵、熟成、および急速冷却プロセスを最適化することもできます。
過度の酸素摂取を抑えつつ、効率的なドライホッピングを実現
- 長い滞留時間により、ホップアロマの急速な分散と抽出を達成
- 遠心分離によりホップが除去されるため、ドライホッピング中のビールの損失を低減
- ホップの均質化により沈殿と閉塞の発生を防止し、フィルタおよびプロセスラインの詰まりの可能性を低減
- ビール全体のホップの効果的な分散と抽出による効率的なホップ利用がもたらすコスト削減
- 遠心分離機からのホップの持ち越しを防止
動作の流れ
Iso-Mix外部駆動システム(IMXD)は、非常に評価の高いIso-Mixボトムエントリードライホッピングシステムの特別バージョンで、ホップの回収時間を数日から数時間にまで短縮できます。 中型から大型の発酵タンクにおけるドライホッピングビールのプロセスでの使用に最適です。
このIMXDミキサーは、外部モーターを内部シャフトに接続することで回転します。 そのため、循環流体とミキサーギアは接触せず、システムによって循環流体中のホップ粒子などの高濃度の固形物を処理することができます。
IMXDミキサーはタンク内の低部(通常はコーンセクション内)に配置されます。 そのため、タンクが充填されているときや空のときでもミキサーを作動させることができます。 ドライホッピングの場合は、この構成でミキサーを使用することで、タンクから下流の遠心分離への移動中にホップを均一な懸濁状態に維持することができます。 これにより、遠心分離機に対して一定の荷重を維持するすることができ、最適な分離効率と性能を実現できます。
ペレット全体を含む循環微粒子に対して耐性が高いため、IMXDドライホッピングシステムでは発酵槽に導入できるホップの選択の幅も広がります。 例えば、ホップペレットの場合、小さなタンクを使用して高固形濃度で事前に懸濁液にしておいて、容積式ポンプを使用して循環ループに注入できます。または、二酸化炭素ガスを使用して、すべてのホップペレットを発酵槽に直接送り込むことができます。
IMXDドライホッピングシステムを使用して発酵および冷却プロセスを最適化し、発酵プロセス中の酵母を懸濁液の状態に維持することもできます。 これにより酵母と発酵性糖が適度に接触し、発酵中に酵母がコーン内に沈殿しないようにすることができます。 代表的なメリットとしては、プロセス時間の減少、プロセス時間のばらつきの減少、およびより一貫性のある抽出効率が挙げられます。 (改善の程度は、個々のビールやブランドの生成で使用される酵母菌株およびプロセス条件よって異なります。)
Iso-Mix/IMXDシステムでは、酵母の調子と生存能力を維持する(または改善する)こともできます。 酵母は全発酵期間を通して懸濁状態に維持されるため、付加的な剪断応力は酵母へのストレスの減少により十分に補われます。 これにより、酵母の栄養を奪いかねないコーン内での沈殿による酵母へのストレスを避けられます。 酵母へのストレスが減少していることは、二酸化硫黄(SO2)およびアセトアルデヒド(どちらも酵母にかかるストレスと関係のある副産物)が減少していることからわかります。
IMXDドライホッピング技術の詳細をご覧ください
リーフレットをダウンロードすると、アルファ・ラバルIso-Mix外部駆動ドライホッピングシステムの効率、実用性、および技術的詳細についてご覧いただけます。
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当社は、ドライホッピングプロセスに対して「フリーサイズですべてをまかなう」といったアプローチをとっていません。そのため、推奨製品をご紹介する前にお客様の考えをお聞きし、具体的にドライホッピングについて、およびお客様の醸造所全般の観点から、お客様の目標、熱意、ご要望を直接お伺いしたいと思っています。 お問い合わせ: