Unique Sampling Valve

標準的な衛生サンプリング用に設計されたこのシングルシートサンプリングバルブには、開と閉の2つの位置があります。 アップグレードキットによってハンドルまたはアクチュエータを交換することにより、ダブルシートバルブに簡単にアップグレードできます。

サンプリングプロセスを開始するための開位置
手動バルブ：ハンドルを反時計回りに回してバルブを開きます。
空気圧バルブ：アクチュエータを作動させてバルブを開きます。

開位置ではバルブステムと膜が引き込まれるため、製品が開いたバルブを通って自由に流れることが可能になります。

滅菌用の閉位置
手動バルブ：サンプリングプロセスを停止してバルブを閉めるには、ハンドルを時計回りに回します。
空気圧バルブ：エア接続を閉じます。

この動作によって流れが遮断され、接続ホース間のチャネルを滅菌に使用できるようになります。 SIP（定置滅菌）用に蒸気を使用する場合は、オプションの圧力リリーフバルブを出口で使用することをお勧めします。

特許取得済みの新技術を使用した新しいレベルの精度

シングルシート技術では、完全な滅菌に関する課題が生じることがあります。 閉位置では、膜シールがバルブシートと接触します。 表面圧縮が高いため、これらの接点の清掃は事実上不可能です。そのため、残留物や微生物が堆積する可能性があります。 アルファ・ラバルのユニークなダブルシート技術を使用すると、さらに高度なセキュリティを実現できます。 シングルシートバージョンは、使いやすいアップグレードキットによってユニークなダブルシートサンプリングバルブに簡単にアップグレードできます。

特別に設計されたユニークなダブルシートサンプリングバルブは、より高い洗浄性が求められる用途に最適です。 特許取得済みのダブルシート技術により、バルブシートとパイプ接続の清掃性と滅菌性が向上します。 真の滅菌サンプリング用に設計されたダブルシートサンプリングバルブには、開、閉、滅菌の3つの位置があります。

サンプリングプロセスを開始するための開位置
手動バルブ：ハンドルを反時計回りに回してバルブを開きます。
空気圧バルブ：開接続への空気供給を開きます。 これにより、バルブステムと膜シールが引き込まれ、製品が開バルブを通じて自由に流れるようになります。

サンプリングプロセスを停止するための閉位置
手動バルブ：ハンドルを時計回りに回します。
空気圧バルブ：開接続への空気を遮断します。

滅菌位置：
手動バルブ：ハンドルを蒸気位置まで時計回りに回します。
空気圧バルブ：蒸気接続に空気を供給します。 これにより、バルブヘッドの内部スピンドルが内部シートへと延び、バルブポート内の製品の流れが止まります。同時に、バルブヘッドの外側スピンドルが格納され、膜シールが標準シートから持ち上げられます。 この後、シート表面の手が届きにくい部位が露出し、完全な殺菌消毒が確実化されます。これによりユニークなダブルシートのサンプリングバルブは、完全に適切なサンプリングにおいて、確実かつ信頼出来る選択肢となります。

アルファ・ラバルUnique Sampling Valveは、手動または空気圧アクチュエータを含む構成にすることができます。 空気圧アクチュエータによって遠隔サンプリングのオプションが提供されるほか、バルブの位置決めのために表示近接スイッチを追加することができます。

シングルシート構成では、空気圧アクチュエータによってバルブが開閉されます。

ダブルシート式のサンプリングバルブを取り付けた場合、空気圧アクチュエータによってバルブシート全体と配管接続部の完全滅菌も保証されます。