新規プラントの建設でも既存プラントの改修でも、廃熱回収を導入することが大幅なコスト削減につながることが多々あります。廃熱回収を導入することで、設備投資が少なくて済むとともに、運転コストも抑えられるからです。
廃熱回収システムは、冷却や発熱を行うユーティティーの設備投資を抑えます。また省スペースにもつながります。
廃熱回収を導入することで、新たに熱を発生させる必要が減ります。このため、ボイラーや加熱炉の性能を縮小することができます。
冷却施設の計画にあたってはまず、冷却システムへの熱の流入をいかにして減らすかを検討する必要があります。廃熱を回収することで、冷却の必要性が減り、より小さな能力の冷却塔で十分になります。
10MWの廃熱を回収すれば、蒸気ボイラー関連コストを最大で年間50万ユーロも節約できます:
廃熱回収によって、発熱・冷却装置の負荷が軽減されます。