PureSOx

アルファ・ラバル PureSOxスクラバーの技術

100年にわたる海洋産業の経験を基に開発されたPureSOxには、アルファ・ラバルの中核技術と、50年以上にわたって船舶用スクラバーを開発してきた経験が活かされています。 これこそ、これまで設置されたすべてのPureSOxスクラバーが現在も稼働を続け、規制をクリアし続けている理由です。 PureSOxシステムは、航海プロファイルだけでなく、船の物理的制約にも適合するように構成できます。

PureSOx tanker

PureSOxスクラバーの構成

Alfa Laval PureSOxは、3種類の運用方法で構成できます。いずれの運用方法でも、複数の排気ガス源を扱うことができます。 最も人気があるのは、経済性と運用柔軟性を両立できるハイブリッドスクラバーです。

PureSOx Connectでコンプライアンス作業を単純化

PureSOx Connectでは、わかりやすいグラフベースのレポートを作成できるため、簡単にコンプライアンス証明書類を作成できます。 事業者は、Alfa Laval Touch Controlやオンラインポータルを利用してデータを簡単に確認できます。

PureSOx Connectではレポートの作成にとどまらず、さまざまなクラウドベースの分析サービスや診断サービスも利用できます。 詳細については、こちらのビデオをご覧ください。


PureSOxスクラバーの開発

船舶用スクラバーに50年以上取り組んできたアルファ・ラバルは、この分野で最先端の技術力を備えています。 PureSOxは、アルファ・ラバル試験およびトレーニングセンターと、実際の船舶を使って継続的に開発されています。

中核技術

アルファ・ラバルは、タンカー向けの不活性ガス製造システムの一部として、数十年にわたり船舶用スクラバーを開発してきました。 さらにPureSOxには、流体移送、熱交換、分離というアルファ・ラバルの中核技術がそのまま活かされています。 海洋で最も信頼できる浄化方法である遠心分離のノウハウは、閉ループスクラバーシステムやハイブリッドスクラバーシステムで特に重要になります。規制に合わせて循環水を確実に浄化するために、遠心分離は欠かせません。

アルファ・ラバル試験およびトレーニングセンター

現在、Alfa Laval PureSOxの開発作業のほとんどは、デンマークのオールボーにあるユニークな研究施設、アルファ・ラバル試験およびトレーニングセンターで行われています。 1,350平方メートルの試験スペースを備えたこのセンターでは、2 MWの船舶用ディーゼルエンジンの周囲に完全な処理ラインを組み込んだ、実物大の機械室が陸上に再現されています。 ここに設置された1.5 MW PureSOxスクラバーは、条件を管理しながら限界まで試験できるため、質の高い試験を迅速に実施できます。

文書と資料 

以下の文書および調査報告では、PureSOxの詳細だけでなく、SOxスクラバー全般の情報と、スクラバーの選択に関連する問題についての詳しい情報を見ることができます。

造船所のための情報

アルファ・ラバルは造船所のニーズに特化した完全な文書を提供しています。 造船所の文書は次のように分けられます。

特定の船舶に関するアドバイス

エンジニアリング図面、P&ID図面、設備図面を作成するためのPureSOx設計ガイド

PureSOx取り付けマニュアル

造船所に関する文書や詳細情報を入手するには、アルファ・ラバルにお問い合わせください

Information for shipyards