2024-10-21 Investor News by Cision Sverige AB
アルファ・ラバル、2025年末までにアンモニア燃料を使用する船舶向けの初システムを供給予定
アルファ・ラバルは、海運業界の脱炭素化に向けた取り組みを精力的に進めており、ネットゼロ目標の達成を目指しています。世界の炭素排出量の約3%を占める海運業界では、新しい燃料の選択肢が登場しており、その中でもアンモニアは将来の低炭素燃料の一つとして期待されています。アンモニアの利用を可能にする先駆者として、アルファ・ラバルは2025年末までにアンモニア燃料を使用する船舶向けの最初の燃料システムを供給できる準備が整うと発表しました。
アルファ・ラバルは、LNG、LPG、メタノールといった燃料に関する豊富な専門知識を活用し、アンモニアを将来の燃料として安全かつ効率的に使用できるよう、新技術の開発を加速させています。これは、パートナーシップや共同開発プロジェクトを通じて実現されています。
アンモニア燃料船 – 2025年に実現
アルファ・ラバルは、スイスのエンジン設計会社WinGDと提携し、WinGDのアンモニア燃料エンジン向けに、燃料バルブトレインとベント処理システムを含む2つのテストシステムを提供しました。アルファ・ラバルのFCMアンモニア燃料供給システムの設計は、2024年末までに検証され、2025年末までに最初の海運向けの納品が予定されています。
「アルファ・ラバルのFCMアンモニアは、海運業界の脱炭素化を加速させるソリューションの一つです。WinGDへの納品は、アンモニアを燃料として扱う技術の準備が整っていることを示しており、持続可能なエネルギー源への移行を支援するという我々のコミットメントを表しています」と、アルファ・ラバルの海運部門社長であるサミール・カルラ氏は述べています。
アンモニアの可能性を探る
最近締結された覚書(MoU)に基づき、アルファ・ラバルはWinGD、アメリカ船級協会(ABS)、K Shipbuilding(KSB)と提携し、アンモニア燃料のMRタンカー設計に必要な技術開発を推進しています。最近、この取り組みの範囲はアンモニア二重燃料ボイラーシステムの設計にも拡大しました。このボイラーシステムは、パージ/ボイルオフガスを効率的に処理し、船舶の熱需要を満たしながら、エネルギー消費を最小限に抑え、安全な運用を確保します。
アンモニアはゼロカーボン燃料として、海運業界の炭素排出削減において重要な役割を果たすと期待されており、国際海事機関(IMO)の2050年戦略達成に向けて大きな可能性を秘めています。
「研究、開発、イノベーションにリソースを投入することで、代替燃料による未来を実現するという私たちの野望に向けて着実に前進しています」とカルラ氏は語ります。「多くの船主がアンモニアを燃料として検討しており、アルファ・ラバルはこの移行を支えるため、革新的なソリューション、技術力、そして多様な燃料の取り扱い経験を提供する準備が整っています。」
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johan.lundin@alfalaval.com
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マーケティング&コミュニケーション部 マネージャー
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アルファ・ラバルについて
限られた資源を最大限に活用することが、これまで以上に重要になっています。アルファ・ラバルはお客様と共に、社会に不可欠な産業を革新し、持続的なポジティブインパクトを創出しています。アルファ・ラバルは、熱交換、分離、流体処理の分野における世界的なリーディングカンパニーです。私たちは、エネルギー、食料、そして清潔な水を何十億もの人々に提供する一方で、世界貿易の基盤である海運業界の脱炭素化を推進しています。
私たちはお客様が資源の真の可能性を引き出せるよう支援する技術とソリューションを開発しています。お客様の事業が強化されるにつれ、持続可能な世界の実現が一歩近づいていきます。アルファ・ラバルはプロセスの最適化、責任ある成長の創出、そしてお客様のビジネス目標と持続可能性の目標達成を支援するために前進し続けています。共に、ポジティブなインパクトを創造していきましょう。
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