2022-03-31 Investor News
アルファ・ラバル、食用油とバイオ燃料処理のグローバル・リーダーであるDesmet社を買収
アルファ・ラバルは、世界の食用油やバイオ燃料の分野において加工プラントや技術のエンジニアリングと供給事業を牽引するDesmet・Ballestraグループの一員であるDesmet社を買収する契約を締結しました。この買収により、アルファ・ラバルは再生可能エネルギー分野での地位を強化し、食用油分野でのサービスを補完することになります。買収は2022年第2四半期に完了する予定です。
Desmet社はベルギーのブリュッセルに本社を置き、ヨーロッパ、インド、東南アジア、北米、中南米で約1,000名の従業員を擁しています。今回買収される事業は、現在Desmet Ballestra グループの一部で、2021年の売上高は約3億ユーロでした。RosedownsとStolzの事業部門およびブランドは、この取引に含まれます。Desmet Ballestra グループは現在、フィナンシエールDSBGが所有しており、最終的にはKartesiaとFarallonが運営しています。
この買収は、アルファ・ラバルのフード&ウォーター事業部の中で独立した事業体として運営され、食用油、バイオ燃料、食品・飼料用植物性・動物性タンパク質市場においてアルファ・ラバルがより広いニーズに対応することができます。買収は、慣習的な条件に従って、2022年第2四半期中に完了する予定です。なの、今回の買収は1株当たりの利益にプラスの影響を与え、アルファ・ラバルのEBITAマージンにわずかな減少をもたらすことが予測されます。
アルファ・ラバルのトム・エリクソン社長兼CEOは、以下のように述べています。「今回の買収によって、お客様の製品の生産量と品質向上のために設計されたアルファ・ラバル製品に食品、飼料、バイオ燃料の分野におけるDesmet社の優れたノウハウや専門知識が加わることになります。再生可能燃料への転換を支援する当社の能力が強化されるでしょう」。
Desmet Ballestra グループのフィリップ・バイエ社長はこう付け加えます。「持続可能な技術革新の成功に貢献できたことを誇りに思います。そして今、Desmet社、Rosedowns社とStolz社がアルファ・ラバルと力を合わせ、油脂業界の世界的リーダーとして、世界中の顧客に貢献し続けることを嬉しく思います」。
Kartesiaのマネージングパートナーであるローラン・ブーヴィエと、Farallon Capital Europe LLPのマネージングディレクターであるフィリップ・ストレップは、次のように語っています。「私たちは、特にHVO前処理市場において、Desmet社が今後の大きな成長機会を手にするための好位置につけていると確信しています。アルファ・ラバルの技術的な専門知識と互換性のある企業文化を考慮すれば、アルファ・ラバルによるDesmet社の買収は戦略的にも自然なことだと考えています」。
ご存知でしたか? バイオ燃料は、植物油、動物性脂肪、廃棄作物、アルコール、藻類など、再生可能で生分解性のある資源を原料として作られています。
アルファ・ラバルについて
アルファ・ラバルは、伝熱、遠心分離、流体処理の世界的リーダーであり、エネルギー、海洋、食品・水の分野で活動しており、約100カ国の幅広い産業に専門知識、製品、サービスを提供しています。アルファ・ラバルは、プロセスを最適化し、責任ある成長を実現し、お客様のビジネス目標や持続可能性の目標達成をサポートするために前進することをお約束します。
アルファ・ラバルの革新的な技術は、物質の浄化、精製、再利用に特化し、天然資源のより責任ある利用を促進します。これらの技術は、エネルギー効率や熱回収の改善、水処理の改善、排出量の削減に貢献しています。これにより、アルファ・ラバルは顧客のためだけでなく、人と地球のためにも成功を加速させています。世界をより良くするために、日々努力しています。
アルファ・ラバルの従業員数は17,900人。2020年の年間売上は415億クローネ(約40億ユーロ)でした。同社は、ナスダック・ストックホルムに上場しています。
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マーケティング・コミュニケーション部
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