2022-09-12 Product News

メタノールを使用した HT-PEM 燃料電池システムの試験が成功したことで、アルファ・ラバル テスト&トレーニング センターがスケールアップします

2022年の第2四半期、アルファ・ラバルは、アルファ・ラバル テスト&トレーニング センターで小規模なメタノール燃料電池システムを開始しました。肯定的なテスト結果に基づいて、プロジェクトは200kWの設置に向けて順調に進んでいます。最終的には、燃焼を伴わないスケーラブルなエネルギー供給を海洋産業に提供します。

 

燃料電池システムの開発は計画通り進行

アルファ・ラバルは、デンマークのEUDP(エネルギー技術開発・ 実証プログラム)が資金提供する船舶用燃料電池開発プロジェクトの 推進役を担っています。このプロジェクトの目的は、高温プロトン交換膜(HT-PEM)燃料電池に基づく効率的で費用対効果の高いエネルギーソリューションを実現することです。第一段階として、7月からアルファ・ラバルのテスト&トレーニングセンターで10kW(5 kW×2)の設備が稼動しています。

 

「HT-PEM燃料電池システムプロジェクトの進捗状況に は満足しています」と、アルファ・ラバルの海洋エネル ギーシステム事業開発マネージャー、イェルーン・ヴァン・リールは言います。「この最初の設置は小規模なものですが、基本的な設備や補助的な機器の機能をテストすることができます。これまでのデータは非常に有効的で、計画通り次のステージに進めることを示唆しています。"

 

燃料燃焼のないスケーラブルな電力

開発中の燃料電池システムは、カーボンニュートラルな再生可能メタノールを使用し、粒子状物質を排出しないクリーンな運転を実現します。200kwのラックに組み合わされたHT-PEM燃料電池スタック のモジュールで構成され、何メガワットもの電力に対応する標準化されたスケーラブルなシステムを構築することが可能です。アルファ・ラバルは、システム全体のインフラと燃料電池のサポートに必要な配電システムを担当しています。

 

現在の試験段階では、燃料電池スタックを1つずつ含む2つのモジュールが配電システムと共に稼動しています。この運用データをもとに、200kWのモジュールとラックのセットアップを微調整する予定です。

 

「このプロジェクトは、将来のグリーンシップに搭載するための、安全で船舶認証された統合型製品につながるでしょう。近い将来、船上での燃焼式補助電源に代わる現実的な選択肢となるでしょう。」とVan Rielは言います。

 

メタノールに関するアルファ・ラバルの技術革新と船舶の脱炭素化に関するアルファ・ラバルのアプローチの詳細については、www.alfalaval.com/methanolasfuel をご覧下さい。

 

より詳細な情報については下記担当へご連絡ください。

 

Jeroen van Riel
Business Development Manager, Marine Energy Solution
Alfa Laval Marine Division
Phone: +45 28 43 80 01
E-mail: jeroenvan.riel@alfalaval.com

 

Anne Henningsen
Marketing Communications Manager, Business Unit Boiler Systems
Alfa Laval Marine Division
Phone: +45 71 75 00 92
E-mail: anne.henningsen@alfalaval.com

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