2023-12-14 Product News

アルファ・ラバル、業界初のコンテナ船レトロフィットの プロジェクトでメタノール燃料供給システムをMaersk社に提供

アルファ・ラバルの燃料供給システム FCMメタノールが、Maersk 社による先駆的なレトロフィットによるメタノール燃料対応プロジェクトに採用されました。
このプロジェクトでは、コンテナ船、「Maersk Halifax」のメタノールによる運航を実現します。本プロジェクトはMaersk社、当社の双方にとって重要な成果であり、メタノール燃料推進に必要な設備を備えた船舶の改造が可能であることを実証するものです。

業界のトップランナーとともに再定義する「メタノール燃料の旅」

アルファ・ラバルは、メタノール・ソリューションに関する知識、経験により、船舶業界の燃料転換を推進するとともに、メタノールに関する専門知識をより拡大し、新造船と既存船の両方の独自の要件に適したソリューションを提供しています。

当社は、A.P. Moller-Maersk社 (Maersk社) の15,000TEU型Maersk Halifax船へのFCMメタノール燃料供給システム(LFSS)の設置をサポートします。レトロフィット作業は2024年半ばまでに予定されています。この先駆的なコンテナ船へのレトロフィットにより、同船は二元燃料機能を備えたグリーンメタノールでの航行が可能となります。

「アルファ・ラバルでは、脱炭素のための革新的な方法を模索し、取り入れる業界のトップランナーと協力しています」と、アルファ・ラバル、Marine Separation & Fuel Supply Systems部門の責任者、Viktor Fribergが話します。「Maersk社のプロジェクトは、メタノール利用目的のために当社製品をレトロフィットという初めての試みで、またとない機会を与えてくれました。この革新的なレトロフィットプロジェクトに我々の専門知識を提供できることを大変誇りに思います。」

 

高度なエンジニアリングを駆使した画期的なレトロフィットプロジェクト

このプロジェクトでは、既存のスペースの制約とタイトなスケジュールを尊重しながら、従来の燃料ラインと並行してメタノール用の新しい燃料ラインを追加することになります。FCMメタノールのレトロフィットは、高度なエンジニアリングと、メタノールを使用する際の実用的な注意点の理解を必要とする画期的なプロジェクトです。

アルファ・ラバルは、献身的な技術研究と製品開発に加え、プロジェクトの実施と稼働中の船舶(運転時間4億5,000万時間以上)の両方での経験を生かし、既存船舶と新規船舶の両方にメタノール・ソリューションを装備する課題に長期的に取り組んでいます。本システムは、最適化された性能と環境効率を保証する特定の要件を満たすように設計することができます。

「私たちは2040年に向けて野心的なネット・ゼロ・エミッションの 目標を掲げており、メタノールで稼働する船舶のエンジンのレトロフィットは私たちの戦略の重要な要素です。新燃料に対応するソリューションのレトロフィットには専門知識が必要で複雑な作業ですが、アルファ・ ラバルがこのプロジェクトに参画してくれたことを嬉しく思います」とA.P. Moller-Maersk、Fleet Technology部門長のOle Graa Jakobsenが述べています。

 

メタノールにおける長い経験

環境に優しいメタノール燃料を使用した航海は、排出量を削減するための持続可能な選択肢ですが、燃料を安全かつ効率的に処理できる燃料供給システムが必要です。アルファ・ラバルは2015年以来、80隻を超える船舶と契約し、メタノールFSSの設置・サービスにおいて最長の実績を誇っています。これまでメタノールを燃料とする船舶にエネルギーを供給してきた唯一のシステムであり、45万時間以上の運転実績と比類ない専門知識を誇ります。

高品質の機器と信頼性の高いサービスを提供する当社の取り組みにより、FCMメタノールは船舶燃料としてのメタノールへの移行を推進する上で最適な選択肢となっています。

 

アルファ・ラバルのメタノールソリューションの詳細はこちら: メタノールを燃料とする船舶用機器とソリューション| Marine equipment and solutions for methanol as fuel | Alfa Laval

アルファ・ラバルのサステナブル・ソリューションはこちら: Sustainable shipping solutions and technologies | Alfa Laval

 

日本におけるニュース問合せ窓口
粟野寛隆
マーケティング&コミュニケーション部 マネージャー
アルファ・ラバル株式会社
E-mail:hp_alfajp@alfalaval.com

 

アルファ・ラバルについて
アルファ・ラバルは、伝熱、遠心分離、流体処理の世界的リーダーであり、エネルギー、海洋、食品と水の分野で活動しており、その専門知識、製品、サービスを世界約100か国の幅広い産業に提供しています。 同社は、プロセスを最適化し、責任ある成長を生み出し、進歩を促進することで、顧客がビジネス目標と持続可能性目標を達成できるよう支援することに取り組んでいます。
 
アルファ・ラバルの革新的な技術は、材料の精製、精製、再利用に専念しており、天然資源のより責任ある使用を促進しています。それらは、エネルギー効率と熱回収の改善、水処理の改善、排出量の削減に貢献します。これにより、アルファ・ラバルは顧客だけでなく、人々と地球のためにも成功を加速しています。日々、世界をより良くしています。
 
アルファ・ラバルには 17,900人の従業員がいます。 2021年の年間売上高は SEK 409億 (約40億ユーロ) でした。同社はナスダック ストックホルムに上場しています。
 
アルファ・ラバルの従業員は、20,300人です。2022年の年間売上高は、521億クローネ(約49億ユーロ)でした。当社はナスダック ストックホルムに上場しています。

www.alfalaval.com

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Alfa Laval FCM Methanol 3rd generation (1)

お問合せ

Viktor Friberg

Head of Marine Separation Alfa Laval Marine Division

+46 709 64 35 32
viktor.friberg@alfalaval.com

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Helena Sannicolo

アルファ・ラバル マリン・ディーゼル事業本部 マーケティングコミュニケーション担当副社長

+46 8 53 06 52 98
helena.sannicolo@alfalaval.com