アルファ・ラバル「Getting to Zero Coalition」のメンバーとしてゼロエミッション船舶の実現に取り組む
アルファ・ラバルは、気候変動に対するために2030年までにゼロエミッション船舶の導入に協同で取り組む企業連合である「Getting to Zero Coalition」に参加しました。ゼロエミッションは、世界の船舶業界の脱炭素化、および船舶関連の温室効果ガスの排出を2050年までに50%以上削減するという国際海事機関(IMO)の目標を達成する鍵であり、アルファ・ラバルはこの重要な目標の実現に向けて取り組んでいきます。
「Getting to Zero Coalition」は、Global Maritime Forum(グローバル海事フォーラム)、World Economic Forum(世界経済フォーラム)、Friends of Ocean Actionによる構想で、2019年9月23日にニューヨークで開催された国連気候行動サミットで発表されました。この企業連合は100を超える企業と14の政府機関で構成されており、気候変動との闘いに必要な革新的な技術の開発を牽引します。アルファ・ラバルはこのような進歩的な団体に参加することを誇りに思っております。
アルファ・ラバルの舶用部門の責任者であるサミーア・カルラは次のように述べています。「気候変動を食い止めることは私たちの世代の最大の課題であるだけでなく、次世代に対する義務でもあります。温室効果ガスの排出という世界的な問題に取り組むには、世界中に広がる海洋ビジネスと同様に業界全体で連携する必要があります。全体が一丸となることで前向きな変化につながります」
2030年までにゼロエミッション船舶を導入する目標は非常に大掛かりなことですが、より幅広い観点において非常に重要でもあります。船舶関連の温室効果ガスの排出を抜本的に削減するには、技術的および商業的に実現可能なゼロエミッション船舶が必要になります。一方で、船舶の船齢は20年以上であることから、2050年までに50%削減を達成するためには、2030年までに国際航路の船団にこれらの船舶の導入を開始する必要があります。同様に、これらの船舶に脱炭素エネルギー源を供給するために利用可能 かつ 拡張性のあるインフラが必要になります。
カルラ氏は次のように述べています。「要求は非常に困難ですが明白です。アルファ・ラバルは、特に環境問題に関しては、乗り越えることが非常に困難と思われる複数の課題に対して他社と連携して対応してきた長い歴史があります。この課題も例外ではありません。当社は「Getting to Zero Coalition」を通して、関係の深い諸団体だけでなく新たな団体・企業とも共同して、私たちが持つ経験、海洋関係の幅広い技術ポートフォリオ、および多くののR&Dリソースを持ち寄ることになります。私たちにはこの目標に取り組む強い決意があります」
本企業連合および目標の詳細については、www.globalmaritimeforum.org/getting-to-zero-coalitionをご覧ください。
複雑な環境問題を解決するアルファ・ラバルの海洋ソリューションおよびアプローチに関する詳細については、www.alfalaval.com/marineをご覧ください。