クーラントの冷却
世界各国のメーカー、システム ビルダー、設計者がアルファ・ラバルの熱交換器を自社のプロセスに組み入れ、クーラント液が常に正しい液温を保つようにしています。当社は常に新しい材料やデザインを開発しており、機械メーカーと緊密に連携し、考えられる最善のソリューションを探求し続けています。
クーラント
研削、切削 、旋削加工などの工程においては非常に多く熱や粒子が発生しています。クーラントはワークの表面を冷却し、切りくず や粒子を取り除くために用いられます。クーラント液の成分は通常、90~95%が水で5 ~10%がクーラント剤(エマルションタイプのクーラント)です。クーラント液はワーク上に塗布された後に機械の下方に向かって流れ、底部にあるオイルパン で回収されます。クーラント液はオイルパンからポンプで送り出されて常に循環します。通常、クーラントの液温は20~35℃に保つ必要があります。
表面処理
アルファ・ラバルは表面処理の工程に最適な幅広い種類のプレート式熱交換器を提供しています。
さまざまな表面処理の例:
- 塗装前処理工程
脱脂、化成、電着
- めっき
亜鉛めっき、クロムめっき、銅めっき、ニッケル
アルファ・ラバルは表面処理プロセスでの正確な温度制御に最適な多くの種類の熱交換ソリューションを提供します。プレート式熱交換器は従来のテクノロジーよりも大きなコスト上のメリットがあります。具体的には以下のメリットが挙げられます。
- 高い熱効率 による効果的な熱交換
- コンパクトな設計により伝熱面に使用される材料の量を低減
- 省スペースによる低コストの設置費用
- 分解が容易なため、洗浄作業が容易かつ迅速に完了
- 環境的に効率的な ソリューション
従来のシェル&チューブ式熱交換器よりも小型で軽量であるため、省スペースと冷却水量を抑えることができます。
毎年研究開発に注力している、最先端の技術を搭載したアルファ・ラバル製品という安心感が得られます。を提供します。
焼入れ
アルファ・ラバル は、焼入れ槽の温度制御に効果的かつ幅広い 種類のプレート式熱交換器を提供しています。冶金、金属加工、機械工業の分野で長い経験を有するアルファ・ラバルは、焼入れ液の冷却ソリューションを選ぶ際の最適なパートナーです。
焼入液の特性や設定温度は焼入れを行う材料やワークの種類 によって異なります。通常、製造工程において焼入れ槽は50~80°Cの範囲に保たれます。
アルファ・ラバルは、より高い安全性を確保したダブル・ウォール熱交換器 などのほか幅広いプレート式熱交換器を提供しています。これらの熱交換器のプレート間にはガスケットが取り付けられています。
アルファ・ラバルのプレート式熱交換器の場合は、同等のシェル&チューブ式 と比較して必要な設置スペースが20~50 %縮小します。また必要な冷却水も最大80 % 低減するため、ポンプを小型化することが可能になり、エネルギーの消費量も削減することができます。
非常に汚れた焼入油を冷却する場合はスパイラル式熱交換器(SHE)が有効になります。焼入油冷却用にアルファ・ラバルは、非常にコンパクトで自己洗浄効果を有するスパイラル式熱交換器を提供しています。