燃料油回収装置

発電プラントの油性廃棄物には、燃料および注油プロセスからの廃油だけではなく、通常は化学物質や微粒子でひどく汚染されている油水も含まれています。水と油と固形物を分離することで環境保護となり、ロスした燃料の再利用も可能です。

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油性廃棄物流の完全乾燥

油性廃棄物の大部分は水分です。油で汚染された水分もあり、規定の限度値まで浄化してからではないと、その水分は周囲環境に放出できません。ところが、分離器やフィルターからの廃油であっても、その50%近くが水分です。このような油性廃棄物をすべて効率的に処理する唯一の方法は、遠心分離器です。アルファ・ラバル PureDryを使用すれば、液体の1粒1粒を廃油から取り除くことができます。それ以外の油水と同様、分離された水分は、アルファ・ラバルPureBilgeを用いて含油率が5 ppm未満となるまで浄化できます。  

燃料と費用を節減

水分だけがPureDryが廃油から抽出可能なものではありません。分離廃棄物タンクがディーゼル設備の燃料および潤滑油に用いられている場合には、高品質の油を回収して燃料として再利用が可能であり、通常であれば当初の消費量の1~2%にも及びます。廃油の量が99%減ることにより、費用についても節減されます。水分と油分が除去されて、非常に乾燥した固形物だけが残ります。これによって、廃油タンクは小型のものが使用可能となり、スペースと設置コストの両方が削減可能です。