エチレン製造
エチレン製造は、常に効率アップに力を注ぐことが要求されます。生産量を最大限に高めると同時に、運転コストを最小限に抑えることが、競争力を維持するためには不可欠です。
アルファ・ラバルは、エチレンプラントの増産と運転コストの最小化を実現するには最適のパートナーです。アルファ・ラバルにはエチレンプラントに関する深い知識を持つと同時に、効率性の高い熱交換器のフルラインナップを取りそろえています。。これらを活用して、エチレンプラントにおける省エネとボトルネックの解決、運転時間の拡大、さらには環境負荷の低減を実現します。
高いポテンシャル
より効率の高い熱交換器に投資することで、収益性の大幅アップを実現する場合が少なくありません。1年以内に投資額が回収できるケースも一般的です。たとえば、回収熱量10MWの増加は、以下に相当します:
- 燃料または蒸気に換算すると:年間300万ユーロ
- 冷却水の消費量では:880 m3/h減
- CO2 排出量:年間17,500 /トン減
上記の計算の前提は
- 蒸気価格 (10 bar) = €20/トン
- 年間運転時間:8,400時間
- 燃料 (天然ガス)の発熱量は48 MJ/kg
- 冷却水 の温度変化 ∆T = 10ºC
利点
アルファ・ラバルのコンパクトな熱交換器を導入することで、次のような点でプラントの効率を向上させることができます:
省エネ –アルファ・ラバルのコンパクト熱交換器は伝熱効率が高いので、回収熱量が増加します。これまで価値がないとされていたエネルギー源の利用が可能になり、プラント全体をエチレンクラッカーの熱で運転することも可能になります。余剰分の蒸気を近隣プラントに売ることも可能です。
Reduce bottlenecks - Alfa LavalReduce bottlenecks – More efficient heat exchangers and more heat recovery can solve many bottlenecks related to heating and cooling. One example is the first compressor stage, where capacity can be increased by improved cooling in the quench tower.
運転時間の拡大 - アルファ・ラバルの熱交換器は、過酷な条件でも耐えられるよう設計されています。アルファ・ラバルのTLE(Transfer Line exchanger)は最大限の信頼性が確保できるように設計されています。 当社のコンパクト熱交換器をお使いいただくと、ファウリングが少なく、洗浄が容易であることを実感いただけます。
環境負荷の低減 - 回収熱量がアップすると、CO2排出量の削減や冷却水の使用量低減につながります。冷却水の流量や戻り温度の限界によって生産量に制限が生じている場合、回収熱量を向上させることで簡単に問題が解決する場合もあります。
数多くの可能性
アルファ・ラバルでは、エチレン製造向けにさまざまなソリューションをご用意しています。熱交換器が使用されるほとんどのポジションにおいて、当社のテクノロジーがお役に立ちます。具体的には次のようなポジションがあります: